ピットクルー、モバイル向けコミュニティサイト新設・運営企業に青少年の安全利用に関するコンサルティング業務を開始
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(本社/東京都新宿区、代表取締役社長/小西直人、証券コード/3657)の傘下で、Webサイトの掲示板やブログ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの投稿看視、ユーザーサポート業務を行うピットクルー株式会社(本社/東京都千代田区、代表取締役社長/小西直人、以下、ピットクルー)は、この度、フィーチャーホンやスマートフォンなどモバイル向けの各種コミュニティサイトを新設・運営している企業に対して、青少年の安全利用を実現するための、サービス設計・運用上の各種配慮やユーザーサポート体制の構築に関するコンサルティング業務を開始しました。
■ネット看視のリーディングカンパニーとしての実績を活かしたコンサルティングを提供
コミュニティサイト構築段階では、青少年がコミュニティサイトを安全に利用できる環境を構築するための認証ルール、ゾーニングルールをはじめ、各種機能設計等をご提案します。コンサルティングの結果に基づき、看視運用方針・フロー、サポート運用方針・フロー、通報対応フロー、啓発ページ等を納品しますので、各種サイト運用監視団体への審査・申請にもお役立ていだけます。サイト運用開始後も、サイトの健全性を維持・向上させるという視点から、継続的なコンサルティングをご提案し、サイトの看視やユーザーサポート業務も請け負います。
ピットクルーは、2000年の設立以来、エンドユーザーが安心してインターネットをご利用いただけるよう、インターネット上の掲示板・ブログ・SNS等に投稿されるテキストや画像、動画等を看視し、違法有害情報や不正利用を検出・排除する業務を行ってきました。また、2011年度は全国14自治体から約7,300校の学校非公式サイトの調査・看視を受託し、インターネット上における青少年のトラブル防止に努めてきた実績があり、2012年度も継続しています。
ピットクルーでは、これまで蓄積してきた様々なノウハウを活かし、また事務局運営にも協力している専門家会議「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」の提言なども参考にしながら、新たにコミュニティサイトを運営しようとする企業・現在運営している企業に対するコンサルティング業務を提供いたします。
■青少年の安全利用に関するコンサルティング業務が求められる背景
近年、小中学生を含む青少年の間で、モバイル機器によるインターネットアクセスが活発になるにつれ、関連トラブルも増えています。特に、各種コミュニティサイトについては、サイト利用をきっかけとして、青少年が悪意のある大人からの性犯罪被害に遭う例が少なくなく、その被害件数はいわゆる出会い系サイト経由の4倍にもなった(警察庁「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成23年上半期)」)と報告されています。そこで、既存の大手コミュニティサイトでは、年齢に応じた利用範囲の区分など、青少年の安全・安心な利用を実現するために、サービス設計・運用の大幅な見直しを行っています。
こうした経緯から、最近では、青少年の利用が想定されるインターネット機器やサービスの開発の際には、あらかじめ設計の時点で、青少年の安全・安心な利用への配慮を行うべきという概念(青少年保護・バイ・デザイン)が提唱されるようになっています。今後、コミュニティサイトを運営しようとする企業にとっては、サイト構築やサポート体制の面で、新たに検討すべき項目が増えたことになります。
ピットクルーでは今後も青少年の安全利用に関するコンサルティング需要は増えると予想しており、引き続き業務の拡大に努めてまいります。
※ ネット看視について
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスグループでは、安全・安心なインターネット環境を実現するための見守りでありたいという思いから、従来のネット「監視」ではなく「看視」と表現しています。
以上