社会への取り組み
Social Initiatives
事業としての取り組み
コンテンツのバリアフリー化を推進(Palabra)
子会社のPalabraでは、長年にわたり文化芸術のバリアフリー化をサポートしています。字幕や音声ガイドの分野では、「当事者性」と「作品性」を大切にしながら、映像コンテンツのバリアフリー対応(日本語字幕、音声ガイド、手話映像、多言語対応等)を行います。また、施設やイベント、上映会などのバリアフリー対応のコンサルティングも手がけています。また、障害のあるユーザーや障害者団体と連携し、楽しんでいただくためのノウハウや、イベントや作品に合ったバリアフリー対応をご提案いたします。
日本で働きたい外国人人材と企業とのマッチングによる労働力不足の解消(Stepjob)
子会社のポールトゥウィンが提供する「Stepjob」は、日本の企業と世界の人材を「すばやくむすぶ」就職マッチングサービスです。日本で働き、ステップアップして輝く地球人を応援することで、世の中を変えていきます。
「Stepjob」は日本の企業と外国籍の方をお仕事紹介でつなぐだけではなく、日本での就職活動のノウハウ、内定後の住まい探しや新生活の相談ごとまでていねいにサポート。日本国内はもちろん、海外在住の方にも安心してご利用いただけます。
遠隔地の従業員の雇用安定化と柔軟に働ける制度を通じて地方創生に貢献(ポールトゥウィン)
子会社のポールトゥウィンでは、全国25拠点にオフィスを構え、事業を展開しています。勤務地比率も北海道(17.8%)、東北・北陸(14.5%)、首都圏(32.4%)、中部・近畿(17.8%)、九州(17.4%)と、首都圏以外のエリアでの雇用率が高くなっています。従業員の雇用において、アルバイトの正社員化・活躍推進、フリーランスの自社雇用化による雇用の安定化を図ると同時に、働き方もリモートワークやフレックス制度の導入によって、遠隔地であっても働きやすい環境の整備を進め、各エリアの雇用創出を通じて地方創生に貢献しています。
人権への取り組み
当社グループは国内外において事業活動を行っており、「人とテクノロジーを融合してお客様の課題を解決する」という使命のもと、事業活動を通じてステークホルダーの皆様とともに成長することで社会基盤を支え、持続可能な社会の実現に貢献することをサステナビリティ基本方針として掲げております。
行動規範の制定及び人権への取り組み
グループとして持続的に成長するためには、当社グループが広く社会から信頼を得ることが大事であり、そのためには、当社グループの構成員が従うべき規範を定め、それを事業活動の第一線にまで広く浸透させることが重要と考えます。その認識のもと、法令遵守や機密情報の管理等の基本的事項を定めた行動規範、そして、人権尊重の方針を定めた人権方針を制定いたしました。
当社グループでは引き続き、マテリアリティ(重要課題)を踏まえたサステナビリティ基本方針の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
「PHDグループ行動規範」及び「PHDグループ人権方針」については、別添をご参照ください。
従業員への取り組み
リモートワーク・フレックス制度、時短勤務制度の導入
当社のマテリアリティには「働き方改革」を掲げており、各社で業務内容や従業員の環境に応じて柔軟な働き方を推奨しています。リモートワーク・フレックス制度・時短勤務制度を部署単位や企業単位で導入し、働きやすい環境の整備を通じて、従業員の職場環境における満足度の向上とワークライフバランスの改善に努めています。
社内研修とダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進
経営幹部層向けのダイバーシティ経営研修や、有識者による職務別研修やオンライン研修も導入しています。また、当社のマテリアリティには「多様な人材の確保と育成」を掲げており、組織において多様な経歴の人材が活躍できるように、公平・公正な職場環境の整備も進めています。将来的には事業活動の源泉となる人的資本の拡大を目指し、誰もが活躍できる職場を創ることで、持続的に成長可能な事業基盤作りを行っています。
健康経営に向けた取り組み
受動喫煙対策
各社で分煙を徹底しています。子会社のポールトゥウィン株式会社では禁煙希望者には健康保険の範囲内で医療費を一部負担し、健康面のサポートも実施しています。
健康管理支援
年に1度の健康診断(対象年齢の従業員には人間ドック)を実施し、治療が必要な従業員には症状に応じた働き方をサポートしています。
メンタルヘルス
各社では年に1度のストレスチェックを行うなど、従業員のメンタル面での状況把握を行っています。本人の希望があれば、産業医や上長との面談も実施しています。
有給休暇・リフレッシュ休暇の取得推進
有給休暇や夏休み、リフレッシュ休暇は各社で職場の繁忙期とのバランスを考慮しながら、従業員が希望の時期に積極的に消化できるよう、職場における理解促進を図っています。
ワークライフバランス
リモートワーク、フレックス制度、時短勤務制度等によって、各社の従業員が職場ではやりがいや充実感を感じながら、育児や介護といった家族との時間や自己研鑽等のプライベートの充実も実現できるよう、様々な制度や福利厚生を徐々に整備しています。
社会への取り組み
パラパフォーマー® 「TeamPTW」
2024年4月1日より、改正障害者差別解消法が正式に施行となり、社会全体が多様性を受け入れ、バリアフリーな環境整備が進む流れを受け、「パラパフォーマー®」のプロとしての活動を支援する取り組みを開始いたします。子会社のポールトゥウィンが、一定の条件等をクリアしたパラパフォーマー®と雇用契約を締結し、日常的にパフォーマンスできる環境の用意とイベント出演先の交渉サポートも行う制度を構築いたしました。また、障害者のパフォーマー支援やパラパフォーマー®文化を本格的に国内に広めていくため、ポールトゥウィンはパラパフォーマー®を商標登録いたしました。
Team PTW オフィシャルサイト
サルサガムテープ
「サルサガムテープ」はミュージシャンのかしわ哲氏(元NHK「おかあさんといっしょ」5代目うたのお兄さん)の呼びかけにより、神奈川県の福祉施設を利用する知的障害者と健常者の混成で結成されたロックバンドです。知的障害があるメンバーは、バンド名の由来でもある「バケツの口に粘着テープを張ったオリジナル太鼓」など主に打楽器を担当しており、体からあふれ出すロックのリズムで観客に元気を与えています。
NHK「みんなのうた」(1999年)やフジロックフェスティバル(2004年)への出演、忌野清志郎氏との共作「ONABE」(2003年)、「スウェーデン」(1996年)など海外でのライブ活動も行っており、話題も多彩です。 2010年10月にはパリ市立アル・サンピエール美術館の内外でライブパフォーマンス、2011年夏には東日本大震災の被災地で東北復興を支援するライブ活動を行いました。
「サルサガムテープ」には、神奈川県の福祉施設で働く子会社のポールトゥウィンの社員も参加していることから、今後も彼らの活動を支援していきます。
サルサガムテープ(Tumblr)
「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」
子会社のポールトゥウィンでは、事業として24時間365日体制でITインフラの監視・運用のサポートやECサイトの不正決済・アカウント不正利用調査等を行っていることから、青少年のインターネット利用に関する問題について、保護者支援の視点から調査研究や社会提言、教育啓発の実践を行う専門家会議「子どもたちのインターネットについて考える研究会」(子どもネット研)の運営に協力しています。